園芸店の店員、というよりただの花好き

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アルスロポディウム、そしてトックリヤシ

以前、「渋い草」として日記に載せた「アルスロポディウム・カプチーノ(Arthropodium candidum 'Cappucino'←RHSのリストによる)」。沢山の種ができていたので採ってみました。

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採ったのはいいけれど、蒔き時とか覆土をするのかとか、種蒔きについての情報が・・・ない!新しい植物だから本にも載ってないし、インターネットでググっても見つからない。というか、海外の情報も探し始めてみたけど・・・英語だから時間がかかるし、翻訳文にしてみるととても変で、今度はそのことが気になって・・・ちっともはかどらない。(笑)とりあえず自己流で何通りかの方法で種蒔きしてみようかな。(って、前にも書いた気がする。)

ところで、最近立て続けに「トックリヤシはありますか?」と聞くお客さんがいらっしゃいました。「トックリラン」ならあるんだけど・・・。そういえば花屋にいた時も同じようなことがあって、その時は職場の園芸関係に強い人が「入ってこないねー。」って言ってたの。確かに「ラン」の方は店で見たことがあるけれど、「ヤシ」の方はどこのお店でも見たことがない気がする。自分では結構あちこちのお店に行っていると思うのに、見たことがない植物。だけど欲しいというお客さんが何人もいるのはどうしてだろう?と気になりました。

早速ググってみると、「非耐寒性常緑高木」とありました。「高木」です。「タカギ」と読まないように。(笑)これ、大きく育っちゃうんだ・・・。「成長は遅い」とも書かれてたけど、「先端を切ると二度と新しい葉が伸びる事がない」っていうことは、大きくなりすぎても切っちゃダメってことですよね?そして寒さに弱いから、室内で育てるでしょう?もし天井まで届くほどになったら・・・どうする?

そういう植物だからなのか、市場ではお目にかからないようなんです。(大きな市場ならあるのかもしれませんが、大量にはなさそう。)では、どうしてそんな出回っていないはずの植物を探している人がいるのか?・・・多分、これが答えじゃないかな?っていうのを見つけました。ネット通販で。「幸せになれる植物」「希少種」「今話題の」「品薄状態」「問い合わせ殺到!」等という言葉とセットになってましたよ。もしかして・・・TVで誰かが言ってた?(最近全然と言っていいほどTVを観てないのよね。)なんて思ってたけど、ネット通販で買った人のレビューを見たら分かりました!「ホ・オポノポノ」って・・・そういえば本屋さんでよく見かける本のタイトルと同じだわ。

だけど、そんなご利益?のある木なら、ますます大きく育ってからのことが気になりませんか?(そこまでいかずに枯らしてしまうことも考えられるけど、それはそれで不安になるだろうし。)もしかして「ホ・オポノポノ」ブームが去って、また新しい「幸せになれる方法」が紹介されたら・・・「トックリヤシ」はポイッてされちゃうんじゃないでしょうね?それに、その人気に便乗して「トックリヤシ」の生産を始めてるところもどこかにあったりして。

どうか、目先のことだけで行動するのではなくて、じっくり考えて植物とつき合ってくださいね。(←これは自分にも言えることだったりして。)
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by spiritualmoon | 2009-11-21 09:54 | 小さなお花